解体工事の基礎知識
update 2023.12.22
解体工事を依頼する前に知っておくこと
「はじめて工事を依頼するにあたり、どこに声をかけたらいいかわからない」、「解体業者自体にあまり良いイメージがない」といった声をよく耳にします。グローイングアップでは解体工事について基礎知識をいくつかご紹介いたします。基本的な工事内容、業者選定のポイントなど、お客様ご自身がご納得して頂ける必要な情報をご提供いたします。
解体工事とは?
解体工事とはその名の通り、建物を取り壊す工事を指します。そのため、ただ建物を壊す「壊し屋」等のイメージをお持ちの方が多いかも知れません。しかしながら私どもが考える解体工事とは、新しい価値を生み出す過程の1つであると捉えています。
具体的には、使われなくなった建物を解体することで新しい建物を創造するためのスペースが生まれ、解体工事によって出た廃材は細かく分類され再生されます。実はほとんどの廃材は廃棄されず、再生されて様々な場所で使用されるのです。
解体業者は何を基準に選べばよいのか?
解体を業者に依頼する際、業者選びはくれぐれも慎重に行うようにしましょう。解体業者の中では安く工事を請け負っておいていざ工事が始まると、法外な追加工事を請求しトラブルに発展するケースがよくあります。また、解体途中に近隣住宅の壁にヒビなどの傷をつけてしまい、そのまま逃げてしまう業者もいます。当社もこれまで、こうした事例に巻き込まれた後のお客様から依頼を受けたケースが何度かあります。悪質な解体業者によってトラブルに巻き込まれることのないよう、業者を選ぶ際には以下のポイントに気をつけてください。
業者選定のポイント
- 解体工事の実績及び許認可等を取得済みの業者かどうか?
- 解体工事前と工事後において、公的機関への届出をしっかり行っている業者かどうか?
- 見積段階で追加料金が発生する場合の説明がある業者かどうか?
- 近隣への説明を徹底している業者かどうか?
- 現場を監督する担当者がいる業者かどうか?
- 建設業者総合賠償責任保険に加入している業者かどうか?
解体工事にかかる費用は?
工事にかかる費用には大きく分けて2つに分類されます。1つ目は建物の解体にかかわる「本体工事費」、2つ目は建物本体以外にかかわる「付帯工事費」に分けれます。業者に見積もりを依頼する際は、以下のような項目について詳しく説明してくれるかどうかもよく確認する必要があります。
本体工事費
坪数
建物本体の解体に要する人件費や廃棄物運搬・処理費の総手数料は、一般的に坪単価で計上されます。
手壊し
解体工事はユンボなどの重機を使って主な部分を取り壊しますが、重機の届かない部分がある場合や特殊な立地の場合などは手作業が必要となり、割増し費用が発生するケースがあります。
小運搬加算
トラックが入ることのできない狭い道の奥にある解体物件から廃棄物を搬出する際の人件費が通常よりもかかる場合、割増し費用が発生するケースがあります。
付帯工事費
外溝その他等の撤去処分
樹木・ブロック塀・土間コンクリート等、敷地内にあり取り除く必要のあるものは、建物とは別見積りで計上されます。
残置物撤去処分
テレビやエアコン、タンスや日常雑貨、電化製品や布団など、建物の中にあるものは廃棄物扱いとなり、その処理にも費用が発生します。
残土入れ・撤去処分
土の総量がその土地に対して多い場合には、土の鋤取り工事が必要になり、少ない場合には土を入れる工事が必要になります。
上記以外で追加費用としてかかってくるもの
工事を進める過程において、地中に埋設していた井戸・浄化槽・廃材(コンクリートガラやゴミ)等、当初目視で確認出来なかったものに関しては別途費用がかかります。
また、大気汚染防止法に伴うアスベスト事前調査費、道路使用許可申請費、ガードマン設置費用等がかかる場合があります。グローイングアップでは、安心して解体工事をご利用いただけるよう、明朗でわかりやすいお見積書のご提示を心掛けています。費用に関してのご質問などもお気軽にお申し付けください。